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●香りで癒やす
香りというのは、目には見えないものですが、心や体に与える影響は大きいものです。
気分の良いときに、いやな香りに遭遇すれば、気分はよくないですし、落ち込んでいても、いい香りに遭遇すると、いい気持ちになります。
ちなみにわたしは、入れたてのお茶(コーヒー、緑茶、紅茶)の香り、墨の香り、木材(ヒノキ)の香り、炊き立てご飯(炊き込みご飯)の香りで幸福感が大きくなります。
時間であったり、場所であったり・・・
雨上がりの草つゆの香り、いい思い出の残る香り だったりしても構わないと思います。
リラックスできて、前向きな気持ちになれば、それが癒やしとなるのではないでしょうか。
日本において、平安の時代より、着物に香をたいて香りを移す習慣がありました。
ほのかな香りを楽しむ行事もあります。
端午の節句には菖蒲湯に入り、重陽の節句には菊の花の露をしみこませたもので身をぬぐったり、冬至には柚子湯に入ったりと、生活に密着していました。
「いい香り」の成分を大脳が認識すると、すぐそばにある海馬(記憶をつかさどる部分)、視床下部(ホルモン 分泌などの司令塔)、自律神経などに影響し、働きが活発化します。
呼吸により香り成分が血液中に入り、全身へと運ばれます。
アロマテラピー:「芳香療法」
植物から抽出した「精油」を利用して、心と身体を癒やす方法。
風呂やマッサージで直接皮膚から有効な成分を取り入れ、毛細血管を経て効果が全身にいきわたります。
芳香浴…アロマポット・アロマライト・熱湯を入れた器を使用
マッサージ…キャリアオイルとエッセンシャルオイルをブレンドして使用
入浴剤…原液・キャリアオイルで薄めて・塩と混ぜて使用
病気療養中、妊娠中の方は、医師に相談の上利用してください。
香りつきのキャンドルなどもあります。香りを淡い光の中で楽しむと、心も落ち着きやすいですよ。
日本のお香・アジアのお香
季節の変化、風情を感じる、生活空間に溶け込む香り。スティックタイプとコーンタイプがあります。
沈香・白檀等の香木を練りこんだ線香
花の香りをイメージした線香
エッセンシャルオイルを練りこんだ線香もあります。
お茶の葉を香炉で温めて香りを楽しむ茶香炉も楽しめます。
手軽にはじめられる趣味のお香から本格的な香木まで品揃え豊富なお香専門店香源香カフェです。
香源独自の香りの指標であなたの好みの香りがきっと見つかります。
ハーブとスパイス
ハーブは、旧約聖書中のラテン語「HERBA(ヘルパ)」が、語源だと考えられています。
和洋を問わず、人の生活に密着し、古くから伝統的な治療法として、利用されてきました。
ハーブには2つの楽しみ方があります。
1つは、ハーブを育てて、香りを楽しむ。
1つは、ハーブを利用する楽しみです。
ハーブといって何を思い浮かべますか? 料理に、お菓子、お茶に、入浴に、クラフトに使い方はいろいろですね。
食べ方、飲み方は、
食べて癒やすへどうぞ。
香りだけでなく、殺菌成分も含まれるので煎じ出したものを入浴剤や湿布に利用したり、絞り汁を利用したりします。
スパイスは、ラテン語「特別の種類」を意味する[SPECIES」が語源です。東南アジアが原産で、人間の歴史に 大きな影響を与えています。
スパイスは辛いというイメージがありますが、 飲食物に風味付けのための、香り・色合 い・料理の味わいを増すための植物の一部です。
スパイスにもクラフトとして利用できるものもあります。
日本のハーブとスパイス
日本では、元々、食物の素材を生かす料理法が重視されてきました。ハーブ・スパイスともに目立ちませんが、薬味・香味野菜・生薬という枠で見れば、以外に身近なものです。
シソ、ミツバ、サンショウ、ミョウガ、アサツキなどがあります。
季節に応じて、菖蒲湯、柚子湯などに入る慣習があるという意味から、日本のハーブ・スパイスは身近なものですよね。
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